PL日記。
うたかた / ポルノグラフィティ
夏の日に陽炎を見て
いや今日見ましたよホント。(うんざり
* * *
そして、残念なお知らせです。
散々日記を書いたんですが。俺のミスで消しちゃいました。
あははは。
マイラさんと『男鹿 和雄展』行きました。
夏バテの俺なんざに我慢してくれて本当にありがとう(´□ヽ
色々書いたけど消えちゃったので、
当然書き直す気力も消えちゃったので、
でも何故かすがすがしいです。
くだらない事ばかり書いてたからかな、と思いましたドチクショウ
ハクナ日記。
-ハクナ、懲りない の巻-(ちょ
ハクナは、探索所に来ていた。
昨日地雷の大爆発で大怪我を負い、人様に迷惑をかけて病院に担ぎ込まれ、
グリーンノアの荒療治で翌日の朝(つまり今日の朝)に退院したにも関わらず、である。
謎の島と言われている島にたどり着くと、空色の髪のエディン人は大きく伸びをした。
天気もその髪色のように、雲もない見事な晴天である。
「っあー。着いたーぁ。」
「ああ…バカが…また来たよホントバカだねぇ…バカ、バカ。」
船の上で散々言われてきた小言には慣れたそぶりで爽やかに笑ってみせる。
不幸に頻繁に見舞われるくせにそれに関してはかなりの楽天家であるハクナに、ペットのユフーラは今日の天気を重ねて見せた。
「昨日の大怪我が大嘘みたいに晴れ渡ってるな…」
「いい天気だよなーw」
皮肉も通用しないとなると、ユフーラのため息は大きくなるばかりだったが、ハクナはそんな様子を昔から何度も何度も見てきたので、何も心に響かないようだった。
「よーし、今日も頑張りますぞーっ!」
「何を目指してるんだハクナは…。」
ユフーラの長年の疑問たが、そこらへんは『ロマン』であるときっぱりと返されるのがオチで、ユフーラにとってはそんなもの腹の足しにもならないと理解を示さない。
スカラベの装備を確認してから、ハクナはゆっくりと歩き出した。
道中ため息が止まらないペットにも明るく話しかける。
「そうため息ばかりつくなよ、幸せが逃げるって言うだろー。」
「お前が言うな。お前が言うな。お前が言うな。お前だけは言うな。」
物凄い勢いで怒られたハクナは口を尖らせてぼそぼそと答えた。
「昨日は散々だったけど、今日は大丈夫だぞ、見てろよ!」
「ああ。頼むよ。毎日肝を冷やしたんじゃやってらんねーよ…。」
失敬な、と小声で返して数分余りで森に入った。ここのところずっと同じところを回っている気がしなくも無い。この謎の島には目印になるものが少ないのも困ったところでもある。
「今日は次のエリア行けるかな」
「さぁな。異界にならいつでも行けそうだけどな。」
「うるさいな、そう何度も行きかけてたまるかy」
言いかけて、見慣れた黒い物体を見つけた。
「ハクナ君。」
「わ、わかって…る…。」
「うわああ出よったああああ!!」
辺りに響き渡る爆音。探索者の間で『メガボム』と呼ばれている巨大な爆弾である。
「ハークーナァァアアア!」
「お、俺の所為じゃないだろぉぉ!!!?」
岩陰に何とか逃げ延びた主人と鳥は悪態をつけるだけついた。
心臓は早鐘のまま周りに危険が無いかを確認する。メガボム以外には何も仕掛けられていない様子だった。いい加減にしろだの、なんだか聞こえないが小声で言いたい放題のペットに、今更俺の不幸を嘆くなと居直る主。昔からのいたちごっこである。
暫くして岩陰から出てきて、また悠々と歩き出す主にある種尊敬できるものの、ため息は相変わらず出ていた。不可抗力だからしかたないだろう、と言われるのも飽きた様子である。
「もう大丈夫だよ、安心してよユフーラ。」
「そう言ってトラブルに巻き込まれるんだよなぁ…」
「なっ。縁起悪い事言うなよな。」
「だって…」
言いかけてユフーラの目線がハクナの足元に釘付けになった。ハクナは何かを悟ったのか表情が固まる。直後にハクナの体を青い光が包む。
「うああああっっ」
「アホーーー!!」
ハクナの体力はみるみるその青い魔方陣に吸い込まれていった。へなへなとその場に座り込んだ主を見、目頭を押さえてはじめるユフーラ。
暫くの沈黙の後、ハクナは口を開いた。
「…おなかが空いて力が出ない…」
「知るかよ、知るかよ、知ーるーかーよぉぉ!!!」
そのままハクナは薄ら笑いで座り続けた。座ったところでHPは回復しないのだが。
「ドーナツ食べたい。」
「黙れ。」
「レタス食べたい。」
「なんでレタス。」
そんな会話が15分ほど続いた。至極不毛な会話であった。
「そろそろ行けるかハクナ。」
「うん、そろそろ行こう。ばかばかしい。」
「お前が言うな!!!」
思い切り鈍い音が辺りに響く。ユフーラの嘴攻撃だった。
「おい!危ないだろ!俺今瀕死なんだぞー!」
「…。」
「ユフ君、その『もういっそ死んでくれたら』みたいな顔やめてくれる。」
「ちっ。」
ようやく立ち上がり、前へ進む。あまり離れていない位置に宝箱が落ちているのを発見し、施錠に勤しんだが、最初から諦めていた所為か全然開く気配が無いまま終わった。
そこはユフーラも何も言わなかった。
お互いの顔は『まぁいつもの事ですから』といったところだった。
「よし、このまま何も無ければ万々歳だな。」
「いや、次のエリア行こうよっ、行きたいよ次のエリア!!」
そうは言ってもなかなか見つけることが出来ないのが現実である。この主の持つスキル・脳内地図など塵ほどの効力も発揮していないのだろう、とユフーラは思っている。
「もういいから無事に戻ることだけ考えろよ。判ったか、ハクナ。」
「…。判ったよ。ケチ。」
でも本人もHP1まで削られてしまっているので、内心では平和に済ませたいのである。いくらレベルが100を越えていても一撃もくらわずに戦闘を終わらせるのは厳しい。
「じゃあ、さっさと終わらせるか。行くぞユフーラ!」
いきなり走り出した主の背中を、どこにそんな体力が、という顔をしながらユフーラが後を追う。
が、ユフーラが主に追いつく前に主が踵を返して走ってくるのが見える。
「おいまさか…。」
不幸な主人の背後にはモンスター・ナイトメアが居た。
「て、天才かお前は…!」
ハクナの返事は無い。しかしその口は忙しく動いている。逃げながら詠唱をしているのがユフーラにも判った。ザッと音を立ててブレーキをかけながらナイトメアに向き直る。
「…!ちくしょーくらえ!!『グランドクロス』!!」
ハクナは、ナイトメアに向かって腕を振り下ろし、ラ・デルフェスを発動させた。ハクナは数日前にコリアスの友人に剣を譲ってからは、素手と魔法で対応しているのである。
瞬時に黄色と白の閃光が爆音と共にナイトメアを包み込み、ナイトメアは消失した。
後には静寂と、主の弾む息が続いた。
「ふ…ナメんなよ…ふふ…」
明らかに疲れきった表情をしているハクナだが、その目には戦闘中によく見る楽しげな光が宿っていた。それを見届けたかのように今度はスカラベが光りだす。
「時間切れだな。」
「ちぇ。次のエリア行きたかったのにな…」
そういうと目の前が真っ白になり、気付くと船の前に戻っていた。
「ああ。疲れた…。」
晴天の中を悠々と進む船の上に、ぐったりと座り込むエディン人…と、その頭の上にどっしりと座り込むユフーラ。
「ハクナは不幸だけど結局助かるよな…」
「みんな、知らないけどね…。」
どうも友人達には間抜けだけだと思われている気がしなくも無いのだが、結局は元盗賊であり元傭兵のハクナは、スレスレでならかわすことが出来ていた。
策が無ければ捕まりもしないのだ、が。
「まぁ、そういうの覆い隠すほど不幸なハクナが悪い。」
「うるさいなー。」
結局最後は言い返せずにいつもの口癖を言う羽目になったが、もうユフーラには聞く耳は無かった。
ハクナは、探索を開始した。
ハクナは更に奥へと進んだ。
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メガボム!
ハクナは上手くかわした!
特に異状はないようだ。
ハクナは更に内部への探索を開始した。
ハクナは更に奥へと進んだ。
・
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・
床に妖しい模様が刻み込まれている……。
突然、足元が輝き出した!
ハクナの体力が徐々に奪われていく……
『呪いの魔方陣』の効果によりハクナのHPが1になってしまった。
ハクナは更に内部への探索を開始した。
宝箱を発見した!しかし、錠がかかっている。
ハクナ は宝箱を開けようと試みる。
宝箱の気になる個所は 5 つある。
ターン1
宝箱の中からカチリという音が聞こえた!
ターン2
宝箱の中からカチリという音が聞こえた!
ターン3
宝箱の中からカチリという音が聞こえた!
ターン4
宝箱の中からカチリという音が聞こえた!
ターン5
宝箱の中からカチリという音が聞こえた!
ハクナ は宝箱を開けることは出来なかった・・・
ハクナは更に内部への探索を開始した。
ナイトメアが現れた!
ナイトメアと戦闘開始!
ハクナのHP:1
ナイトメアのHP:???
ハクナ「お相手よろしくっ」
ナイトメア「………」
ハクナの周辺に見えない力が集まり始める…。
ハクナは「グランドクロス」を唱えた。
ハクナは『ラ・デルフェス』を発動した。
ハクナの連続攻撃!
ナイトメアに 20 のダメージ!
ナイトメアに 19 のダメージ!
ナイトメアに 18 のダメージ!
ナイトメアに 33 のダメージ!
ナイトメアに 15 のダメージ!
ハクナはナイトメアを倒した!
ハクナ「ありがとうございましたw」
ハクナは 8 点の経験値を得た!